創業者は足利浄圓と申します。
明治35年、25歳でアメリカのカリフォルニア州サンノゼ(シリコンバレーの中心都市で、サンフランシスコからフリーウェイで南東に80キロほど走ったところにあります)の地に浄土真宗の開教のために赴任しました。
アメリカの宗教といえば圧倒的にキリスト教でありましたが、そこでは布教伝道の道具として多くの文書が活用されていることを見聞し、日本に帰国後、大正7年に同朋舎を設立すると共に、真宗学研究所を創立し、非僧非俗の実践生活を行なっていたと伝えられております。
社名の「同朋舎」は『歎異抄』という書物の中に「一切の有情はみなもって世々生々の父母・兄弟なり。」から付けられたと伝えられております。
また、京都女子学園の創始者の一人、甲斐和里子は足利浄圓の叔母にあたります。